元ド軍テイラーの態度が波紋! ジャッジらが苦言を呈した昨季WSでの発言を謝罪せず「大谷やベッツが相手の悪口を言うのか?」

ドジャースを解雇となり、現在はエンゼルスでプレーするテイラー。彼の発した発言が遺恨を再燃させている。(C)Getty Images
現地時間5月29日からロサンゼルスのドジャースタジアムで幕開けとなるドジャースとヤンキースの3連戦。昨季のワールドシリーズ以来となる名門同士のマッチアップに関心が集まる中、両軍の間に生じていた“遺恨”が再燃している。
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ふたたび掘り起こされたのは、昨季のワールドシリーズ終了後にドジャースに所属していたクリス・テイラー(現エンゼルス)が放った一言だ。
当時のドジャースは3勝1敗で迎えた第5戦にヤンキースの守備の乱れを突いて7-6と逆転勝ち。見事に世界一へと輝いた。栄冠を手にし、喜びを同僚たちと分かち合ったテイラーは、ムーキー・ベッツのポッドキャスト番組内で「彼らはまるで漏らしていた」と興奮気味に回想。さらに「彼らはプレッシャーに屈して、自滅したんだ」とヤンキース批判を展開した。
後にヤンキースのアーロン・ブーン監督に「もう少し品格をもって物事に対処できれば」と苦言を呈されるなど物議をかもした発言。しかし、当人に反省の色はない。今月18日にドジャースを解雇となり、エンゼルスの一員となったテイラーは、ヤンキースとの対戦を前に、米メディア『The Athletic』で「自分としてはそれほど批判的なことを言ったとは思っていない。悪意はなかった。ただ、真実を述べただけだ」と断言。そして、こう続けた。
「自分の発言は撤回しない。ただ真実を話しただけだ。決して悪意はなかった。人々が個人的に受け止めるだろう。あるいはそれが彼らを怒らせるだろうということは理解できる。でも私にとっては、そういうことだった」