37歳レジェンド左腕が“引退しない”理由 苦境のド軍先発陣は「彼を切実に必要としている」

カーショーの復帰は明るい材料だ(C)Getty Images
ドジャースが現地時間5月20日(日本時間21日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に4-3で逆転サヨナラ勝ちを収めた。
先発の山本由伸が7回1安打無失点と好投したものの、9回にリリーフのタナー・スコットが同点弾を浴びて山本の6勝目が目前で消えてしまった。スコットは10回にも2点を勝ち越されたが、チームはその裏に3点を入れて執念で連敗をストップしている。
この日の山本は圧巻の投球だったが、先発陣は変わらず苦しい状態が続く。そんな中で、クレイトン・カーショーが、左足つま先手術後のリハビリから復帰したことは明るい材料だった。
17日(日本時間18日)の本拠地でのエンゼルス戦に先発したカーショーは4回5安打5失点、3四球で2奪三振という内容だった。37歳のレジェンド左腕について、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、「投手としてのキャリアにおいて、マウンド上での数々の成功にもかかわらず、ドジャースでマウンドに立つ最後の機会がいつになるのかという明白な疑問が残る地点にいる」と記している。
同メディアは、カリフォルニア州地元ラジオ局『AM 570 LA Sports』でのカーショーのコメントを紹介。2025年に復帰することを選んだ理由について「ケガを理由に引退しないことが、おそらく一番の理由だと思う」と語ったといい、「ケガのリハビリがうまくいかなかったせいで(引退を)決めるのは嫌なんだ」と、素直な思いを打ち明けた。