大谷翔平の「前例の無い」実戦復帰への道のり 米メディアが大胆予測「リハビリ登板は必要無いか」

大谷の2軍登板は現実的に無理がありそうだ(C)Getty Images
ドジャースの大谷翔平が現地時間6月10日(日本時間11日)、パドレスとのゲーム前に今季3度目のライブBPに登板した。現地メディアがその内容を伝えており、米スポーツサイト『The Sporting News』でも、ペトコパークのマウンドで行われた実戦形式の投球で大谷が3イニングを投げ、上々の出来だったと報じている。
また今回のニュースの中では、デーブ・ロバーツ監督が大谷の公式戦登板について、「球宴前のマウンド復帰を否定しなかった」とも綴っている。同メディアは指揮官の反応からも、大谷の投手での試合出場が確実に近づいていると見込む一方で、「ひとつだけ大きな疑問が残されている」と指摘する。
その上で、「マイナーリーグの試合で投げるのか?」と問いかけ、公式戦登板までのプロセスに言及。通常、投手が故障から復帰する際、マイナーで最終調整を行うと説きながら、「オオタニはドジャースのリードオフマンであり、毎日、指名打者として出場している。そして今、彼は『世界最高の打者』の議論の真っただ中にいる存在だ」と実戦でのリハビリ登板が現実的ではないと訴えている。
また、マイナー登板以外の調整法も挙げており、「その代わりに、ドジャースはオオタニにMLB復帰前にいくつかの高強度なシミュレーテッド・ゲームを投げさせるという選択肢もある」としながらも、「しかしそれは、準備が本当に整っているのかという別の疑問を生む」と主張する。